- 2020/04/19
- writer: 山崎拓
嫁入りと信頼と。
心臓の鼓動が早く、顔も熱い。
これは熱があるんじゃないか?と錯覚するほど。
嬉しい感情と寂しい感情。
驚きと興奮。
充実感と喪失感。
たくさんの相反する感情が自分の中でグラグラと動いています。
全身に血が回りまくって、アドレナリンもかなり出ているような感覚。
「スー・・・ハー・・・スー・・・ハー・・・」
何度深呼吸をしてもなかなか落ち着かない・・・
さっき起きた出来事をMotoにも話そうと思い、珍しく電話をかけたほど。
僕が興奮してその話をした結果。
電話ごしのMotoも大興奮!!
その声を聞いて、僕も落ち着くどころかさらにテンションが上がってしまいます。
これはちょっと一度冷静にならなきゃ!
ということで、夕方の遅い時間ですが、このメルマガを書きはじめることに 笑
(僕の場合、こうやって文章を書いていると落ち着いてくるんです^^)
何が起こったか?
というと、、、
ついさっき、ある常連さんがご来店されたんです。
そして、今回手に取ってくださったストールはナチュラルラウンジの中でも秘蔵中の秘蔵の一枚。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが 笑
僕らにとっては秘蔵どころの騒ぎではない、本当に特別な一枚なんです。
そのストールが今回お嫁に行ったのですが、僕もこれは予想外でして・・・
このストールはMotoが前回の買い付けでセレクトしてきた一枚なのですが、その時、珍しく「今回はすごいストールが手に入った!!」と言っていたんです。
今までも素晴らしいストールがたくさんありましたが、Motoが自分から「これすごいでしょ!」と言ってくることはあまりないんですね。
いつも自分からは言わずに僕の反応を見ているような気もするのですが 笑
今回に関してはかなりプッシュしてきたんです。
しかもまだ当時はインドでの買い付け中で、その時からこのストールの話をしていたので、僕も今回はかなり期待をして商品が届くのを待っていたんです。
そして、数週間後、インドから届いたそのストールを2人で一緒に見ました。
Moto「どう?」「いいでしょ?」(若干ドヤ顔)
僕「・・・」
僕「・・・」
僕「・・・」
僕「すげー・・・」
初めて見たときは本当に言葉が出ませんでした。
ストール生地の品質はもちろんのこと、刺繍の美しさ、緻密さ、密度、そして刺繍の量。ベースカラーとの色合いのコンビネーション。全てが圧巻というしかないレベル。

しかもこちらはショールサイズで全面総刺繍。
文句なしで僕が今まで見たストールの中で一番!と言える一枚。
これは大切に大切にしまっておこう 笑
写真撮影をがっつりやって、ロケ撮影でも使って、ゆくゆくはホームページのメインビジュアルの写真でも使いたいなー・・・・
そんな妄想をしていたのが今年の3月頃。
それから1ヶ月も経たないうちに。
まさかの嫁入り、、、
いや、もちろんめちゃくちゃ嬉しいです!
実際、さっきはそれで興奮しっぱなしでした 笑
でも毎度のことですが、手仕事の一点ものストールがいざお客さんの元に行ってしまうと寂しさがこみ上げてくるのも事実。
いつもこうしたストールはお店の専用の棚の中に入れてあって、今も仕事をしているカウンターから常に見える位置にあるんです。
なのでちょっと仕事がひと段落ついたときとか、休憩時にはこの辺りのストールを見ながら癒されているんですね。
うーん、やっぱり素晴らしい一枚。
まだまだここにいいていいからなー。
と 笑
それにこのクラスの手仕事のストールはやっぱり他とは違うものがほとんど。
素材はインドカシミール地方、ラダック・レート呼ばれる標高4000m以上のヒマラヤ山脈の高地のみに生息しているカシミヤ山羊の毛を厳選したもの。
Motoは何度も現地に行っていますし、僕も行ったことがありますが、実際のカシミヤ山羊が生息している場所に行くためにはヒマラヤ山脈の5350m以上の場所を越えていかなければなりません。
そこは空気も薄く、寒さが厳しく、非常に過酷な環境。


ですが、そこを越えた先には雪に覆われた山々の中に青々とした湖があったり、雪解け水を吸って成長した緑の草が生えていたり、と、雄大な大自然の生命の息吹を感じられる場所でもあります。

そして、そこで生息しているのがこのストールの原毛となっているカシミヤ山羊。

このカシミヤ山羊の産毛はそれはそれは柔らかく・・・
ついつい頬ずりをしたくなるほど。
世界の中でも最高グレードのカシミヤなのでほかのカシミヤと差別化をするためにパシュミナという造語がつけられているほど他とは一線を画した毛質になっています。
この貴重な原毛を選り分け、手織りで制作されたのがベースとなるカシミヤストールとなります。

特に今回お嫁に行ったストールはサイズの大きなショールタイプ。なので、使われている原毛の量も普通のストールよりも多く、全ての工程が非常に時間がかかるものとなっています。
そして、ベースとなるストールが完成した後の最後の仕上げがこの一流のアーティストによる手刺繍。
特にサイズの大きなショールサイズのカシミヤストールに刺繍ができるのは熟練した職人の中でも選び抜かれたごくごく一部のマスタリーのみ。
彼らの手仕事はとても同じ人間の技とは思えません。
500年を超える伝統を受け継ぎ、さらにそれを昇華させてきた匠の技の全てが詰まった至高の逸品です。
今回手に取ってくださった常連さん(Yさん)も実はインターネット通販サイトを見たときに一番初めに気になったのはこのストールだったそうなんです。
ただ、値段が・・・
「新車の軽トラック買えちゃうわね 笑」
なんて冗談をおっしゃっていましたが、とにかく値段が高い!
いや、値付けをしている僕が言うのも何ですが。。。
やっぱり高い 笑
ですが、先ほどもご紹介した通り、素材の質、長い年月をかけて作られた手仕事の工程、そして手刺繍のクオリティーと希少性から考えると正直かなり破格!!だとも思っているんですね。
というのも、こうしたクオリティーの手刺繍を施せるマスタークラスの刺繍職人は年々減ってきてしまっています。
それこそ僕らももうこんな素晴らしいストールには二度と出会えないかもしれない。
今までもこうしたストールとの出会いを別れを経験してきましたが、毎回こんなことを思いながら送り出しています。
そして、今回のストールはそれらの中でも群を抜いて素晴らしい一枚。
ですので、お値段もやはり張ってしまいます。
この日Yさんもこのストールが良いとは思ってはいたけれど、さすがに値段が高い・・・
ということもあり、何枚か他のカシミヤ手刺繍ストールをご検討くださったんです。
でも、羽織った姿はやはりこのストールに敵うものは一枚もなく。
Yさんの出で立ちと雰囲気、そしてすらっとした身長も相まってこのストールが本当にお似合いでした。
もちろん、他のストールでもお似合いになるものはいくつかあったんです。
でもそれでも、このストールには遠く及ばなかった。
と言うのが僕の正直な感想。
そして、それはYさんも全く同じ感覚だったみたいなんです。
ご来店から2時間ほど経ったでしょうか。
「これにします!!」
と意を決したようにYさんがおっしゃったんです。
「あーーー!!ありがとうございます!!」
この瞬間は正直本当に嬉しかったですし、一瞬、時が止まったかのような錯覚を覚えたほど。
全身の血液が一気に頭のてっぺんに昇ってクラクラしました 笑
僕も今までたくさんのお客さんに接しさせていただき、数えきれないほどのストールを販売させていただきましたが、今回のものはいろいろな意味で初めての経験ということもあり、そのどれとも違った感覚を覚えました。
Yさんが悩まれている姿をずっと拝見していたので、最後のご決断の一言は本当に重みがありました。
そして、その時におっしゃっていた一言が特に響いたんです。
「ナチュラルラウンジさんのストールだったら、このお値段でも安心して購入できます」
あー、それほどまでに自分たちのことを信頼してくださっているんだなー、と。
本当に嬉しかったですし、同時に大きな責任も感じました。
そして、これからもYさんのように僕らのことを信頼してくださっているお客さん一人一人との関係性を何よりも大切にしながらお店の運営をしていこう!と改めて思っている今です。
最後に、Yさんのご配慮により、特別にお別れの撮影をさせていただいたときの写真をご紹介して今日のメルマガを終えたいと思います。
(Yさん、何から何まで本当にありがとうございます!!)

カメラを持つ手が震えて若干ボケてる 泣




やっぱり素晴らしい一枚。
このストールがYさんの元で世代を超えて受け継がれる家宝のような一枚になればこれほど嬉しいことはありません。
これは熱があるんじゃないか?と錯覚するほど。
嬉しい感情と寂しい感情。
驚きと興奮。
充実感と喪失感。
たくさんの相反する感情が自分の中でグラグラと動いています。
全身に血が回りまくって、アドレナリンもかなり出ているような感覚。
「スー・・・ハー・・・スー・・・ハー・・・」
何度深呼吸をしてもなかなか落ち着かない・・・
さっき起きた出来事をMotoにも話そうと思い、珍しく電話をかけたほど。
僕が興奮してその話をした結果。
電話ごしのMotoも大興奮!!
その声を聞いて、僕も落ち着くどころかさらにテンションが上がってしまいます。
これはちょっと一度冷静にならなきゃ!
ということで、夕方の遅い時間ですが、このメルマガを書きはじめることに 笑
(僕の場合、こうやって文章を書いていると落ち着いてくるんです^^)
何が起こったか?
というと、、、
ついさっき、ある常連さんがご来店されたんです。
そして、今回手に取ってくださったストールはナチュラルラウンジの中でも秘蔵中の秘蔵の一枚。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが 笑
僕らにとっては秘蔵どころの騒ぎではない、本当に特別な一枚なんです。
そのストールが今回お嫁に行ったのですが、僕もこれは予想外でして・・・
このストールはMotoが前回の買い付けでセレクトしてきた一枚なのですが、その時、珍しく「今回はすごいストールが手に入った!!」と言っていたんです。
今までも素晴らしいストールがたくさんありましたが、Motoが自分から「これすごいでしょ!」と言ってくることはあまりないんですね。
いつも自分からは言わずに僕の反応を見ているような気もするのですが 笑
今回に関してはかなりプッシュしてきたんです。
しかもまだ当時はインドでの買い付け中で、その時からこのストールの話をしていたので、僕も今回はかなり期待をして商品が届くのを待っていたんです。
そして、数週間後、インドから届いたそのストールを2人で一緒に見ました。
Moto「どう?」「いいでしょ?」(若干ドヤ顔)
僕「・・・」
僕「・・・」
僕「・・・」
僕「すげー・・・」
初めて見たときは本当に言葉が出ませんでした。
ストール生地の品質はもちろんのこと、刺繍の美しさ、緻密さ、密度、そして刺繍の量。ベースカラーとの色合いのコンビネーション。全てが圧巻というしかないレベル。

しかもこちらはショールサイズで全面総刺繍。
文句なしで僕が今まで見たストールの中で一番!と言える一枚。
これは大切に大切にしまっておこう 笑
写真撮影をがっつりやって、ロケ撮影でも使って、ゆくゆくはホームページのメインビジュアルの写真でも使いたいなー・・・・
そんな妄想をしていたのが今年の3月頃。
それから1ヶ月も経たないうちに。
まさかの嫁入り、、、
いや、もちろんめちゃくちゃ嬉しいです!
実際、さっきはそれで興奮しっぱなしでした 笑
でも毎度のことですが、手仕事の一点ものストールがいざお客さんの元に行ってしまうと寂しさがこみ上げてくるのも事実。
いつもこうしたストールはお店の専用の棚の中に入れてあって、今も仕事をしているカウンターから常に見える位置にあるんです。
なのでちょっと仕事がひと段落ついたときとか、休憩時にはこの辺りのストールを見ながら癒されているんですね。
うーん、やっぱり素晴らしい一枚。
まだまだここにいいていいからなー。
と 笑
それにこのクラスの手仕事のストールはやっぱり他とは違うものがほとんど。
素材はインドカシミール地方、ラダック・レート呼ばれる標高4000m以上のヒマラヤ山脈の高地のみに生息しているカシミヤ山羊の毛を厳選したもの。
Motoは何度も現地に行っていますし、僕も行ったことがありますが、実際のカシミヤ山羊が生息している場所に行くためにはヒマラヤ山脈の5350m以上の場所を越えていかなければなりません。
そこは空気も薄く、寒さが厳しく、非常に過酷な環境。


ですが、そこを越えた先には雪に覆われた山々の中に青々とした湖があったり、雪解け水を吸って成長した緑の草が生えていたり、と、雄大な大自然の生命の息吹を感じられる場所でもあります。

そして、そこで生息しているのがこのストールの原毛となっているカシミヤ山羊。

このカシミヤ山羊の産毛はそれはそれは柔らかく・・・
ついつい頬ずりをしたくなるほど。
世界の中でも最高グレードのカシミヤなのでほかのカシミヤと差別化をするためにパシュミナという造語がつけられているほど他とは一線を画した毛質になっています。
この貴重な原毛を選り分け、手織りで制作されたのがベースとなるカシミヤストールとなります。

特に今回お嫁に行ったストールはサイズの大きなショールタイプ。なので、使われている原毛の量も普通のストールよりも多く、全ての工程が非常に時間がかかるものとなっています。
そして、ベースとなるストールが完成した後の最後の仕上げがこの一流のアーティストによる手刺繍。
特にサイズの大きなショールサイズのカシミヤストールに刺繍ができるのは熟練した職人の中でも選び抜かれたごくごく一部のマスタリーのみ。
彼らの手仕事はとても同じ人間の技とは思えません。
500年を超える伝統を受け継ぎ、さらにそれを昇華させてきた匠の技の全てが詰まった至高の逸品です。
今回手に取ってくださった常連さん(Yさん)も実はインターネット通販サイトを見たときに一番初めに気になったのはこのストールだったそうなんです。
ただ、値段が・・・
「新車の軽トラック買えちゃうわね 笑」
なんて冗談をおっしゃっていましたが、とにかく値段が高い!
いや、値付けをしている僕が言うのも何ですが。。。
やっぱり高い 笑
ですが、先ほどもご紹介した通り、素材の質、長い年月をかけて作られた手仕事の工程、そして手刺繍のクオリティーと希少性から考えると正直かなり破格!!だとも思っているんですね。
というのも、こうしたクオリティーの手刺繍を施せるマスタークラスの刺繍職人は年々減ってきてしまっています。
それこそ僕らももうこんな素晴らしいストールには二度と出会えないかもしれない。
今までもこうしたストールとの出会いを別れを経験してきましたが、毎回こんなことを思いながら送り出しています。
そして、今回のストールはそれらの中でも群を抜いて素晴らしい一枚。
ですので、お値段もやはり張ってしまいます。
この日Yさんもこのストールが良いとは思ってはいたけれど、さすがに値段が高い・・・
ということもあり、何枚か他のカシミヤ手刺繍ストールをご検討くださったんです。
でも、羽織った姿はやはりこのストールに敵うものは一枚もなく。
Yさんの出で立ちと雰囲気、そしてすらっとした身長も相まってこのストールが本当にお似合いでした。
もちろん、他のストールでもお似合いになるものはいくつかあったんです。
でもそれでも、このストールには遠く及ばなかった。
と言うのが僕の正直な感想。
そして、それはYさんも全く同じ感覚だったみたいなんです。
ご来店から2時間ほど経ったでしょうか。
「これにします!!」
と意を決したようにYさんがおっしゃったんです。
「あーーー!!ありがとうございます!!」
この瞬間は正直本当に嬉しかったですし、一瞬、時が止まったかのような錯覚を覚えたほど。
全身の血液が一気に頭のてっぺんに昇ってクラクラしました 笑
僕も今までたくさんのお客さんに接しさせていただき、数えきれないほどのストールを販売させていただきましたが、今回のものはいろいろな意味で初めての経験ということもあり、そのどれとも違った感覚を覚えました。
Yさんが悩まれている姿をずっと拝見していたので、最後のご決断の一言は本当に重みがありました。
そして、その時におっしゃっていた一言が特に響いたんです。
「ナチュラルラウンジさんのストールだったら、このお値段でも安心して購入できます」
あー、それほどまでに自分たちのことを信頼してくださっているんだなー、と。
本当に嬉しかったですし、同時に大きな責任も感じました。
そして、これからもYさんのように僕らのことを信頼してくださっているお客さん一人一人との関係性を何よりも大切にしながらお店の運営をしていこう!と改めて思っている今です。
最後に、Yさんのご配慮により、特別にお別れの撮影をさせていただいたときの写真をご紹介して今日のメルマガを終えたいと思います。
(Yさん、何から何まで本当にありがとうございます!!)

カメラを持つ手が震えて若干ボケてる 泣




やっぱり素晴らしい一枚。
このストールがYさんの元で世代を超えて受け継がれる家宝のような一枚になればこれほど嬉しいことはありません。
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