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カシミールの手仕事 番外編

インド・デリーより



おはようございます。
Natural LoungeのMotoです。




今朝のメルマガも引き続き、インド・デリーよりお届けします。
前回のメルマガまで、カシミアのストールが出来上がる工程をあなたにお伝えしました。




一つのストールが織られるのにどのくらいの技が関わっているのか
あなたにも知って頂けていれば嬉しいです。




そして、今日あなたにはカシミールに伝わる
他の伝統技術もご紹介したいと思います。




それが 「 カニ織 」 です。




カニと言ってもあのカニじゃないですからね。笑




カニ織はカシミールに伝わるもっとも難しいと言われている織り方の手法です。
なかなか生産者の仕事を見ることはできませんが
今回は最高品質のカニ織を作る生産者を訪問することができたので
あなたにもご紹介したいと思います。




それでは早速見ていきましょう。




実際に織られている最中のショールです。
カシミールの伝統的なペイズリー柄をあしらったデザインがパッと目を引きます。

色使いが良いですよね。









このショールがどのように織られているかというと
下の写真を見てください。







わかりますか??
横糸がプレーンのストールを織る時と違って、シャトルがセットされているわけではなく、
そのデザインを作る糸を巻いたスティックが並んでいます。




プレーンの時はこのようにシャトルを端から端まで飛ばすだけです。









飛ばすだけと簡単に言ってしまいましたが、普通はこれでも十分難しいんです。
一方でカニ織りは、横糸がシャトルにセットされていまん。
デザインの色に合わせて、スティーックを一本一本通していきます。








シャトルを一気に飛ばしてヨコ糸を通すのとはわけが違い、
端から端まで(それぞれデザインに合わせてセットされたスティック)
ヨコ糸を通すタテ糸の本数を計算しながら通していきます。




デザインが多ければ多いほど、スティックの数は多く
それだけ手間と時間がかかります。
このカニ織はあまりに時間がかかるため、2人で作業することも珍しくありません。









わかりますか? 笑
僕も実際にやらせてもらいましたが、
タテ糸の本数を数えて、その狙った本数分スティックを通す技術。
かなり難しく、そう簡単にはできません。









カニ織は非常に生産に時間がかかるため、
数ヶ月は当たり前で、ものによっては1年以上かかるものもあるそうです。
実際、今回訪問した工房は予約が3年待ちという現実。笑
欲しくても手に入らないんです。









この一本のスティックから生み出されるショールは本当に貴重です。








カニ織はいかがでしたか? また一つ、あなたのカシミール手仕事の知識が増えくれていれば嬉しいです。



そして一つ一つ正確に、丁寧織られるカニ織りもまた、
刺繍同様生産者が減ってきてしまっています。




今回訪れた工房は多くの若い人がいて、
非常に活気がありましたし、
こうした若い生産者がどんどん増えていってくれたら嬉しいですね。♪




若いので、みんなキメ顔の1枚です。笑








それでは今日も1日良いストールを見つけるために行ってきます! 頑張りましょう!



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Profile
Moto
Moto
1983年長野県生まれ。木曽在住。
Natural Lounge副代表、バイヤー。
気がつけばストールの奥深さに魅了され、世界中のストールを探している。
様々な国のストールを扱う中で、誰が、どんな場所で、どのように作っているのか、
現地訪問し生産者と直接対話して買付をするのがモットー。
特にインド人、イタリア人との相性は抜群。

趣味は地元である木曽で、キノコ採りや山菜採り、渓流釣りをして四季を満喫すること。
20代、30代と海外の様々な場所を訪れた経験から、今は地元に魅力を感じ地域の活動にも力を入れている。
あなたがつい”クスッ”と笑ってリラックスできるようなブログをお届けしたいと思っています。


2018.07.12

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